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  「基礎心理学研究」特集論文募集のお知らせ
特集テーマ:高次視覚における認知と理解
企画:横澤一彦(東京大学)
齋木 潤(京都大学)
 「基礎心理学研究」第26卷1号(2007年9月発行予定)では、「高次視覚における認知と理解」というテーマで特集号を企画致します。

特集「高次視覚における認知と理解」の企画趣旨
 視覚情報処理は階層的で複雑であり、様々な処理モジュールを想定した視覚研究が行われていますが、それらは大別して低次視覚と高次視覚に分けることができます。高次視覚とは、日常物体、文字、顔などの視覚オブジェクトの認知や情景の理解に至る過程を指します。すなわち、高次視覚は、視覚情報の選択と認知全般を指していますが、特に視覚情報の認知と理解を特集号の中心テーマとします。したがって、視覚情報の選択に焦点を当てた研究(例えば、視覚的注意、視覚探索など)は募集対象としません。
 高次視覚における認知と理解に限定しても、多様な研究テーマが考えられます。近年の研究では、自然画像のカテゴリー分類が高速で正確に可能であることが報告され、従来考えられてきた以上に大量の情報の処理が可能であることが明らかにされる一方で、変化の見落とし現象などでは、限定された情報しか特徴抽出されていないことが知られるようになりました。
 また、日常物体、文字、顔などの視覚オブジェクトの認知には、視点や環境などによらず安定した認知を可能にしている様々な要因が関与していることが明らかになりつつあります。さらに,オブジェクト認知における視覚情報と、他のモダリティ情報(聴覚,触覚など)との統合、相互作用も注目されています。
 そこで、本特集では高次視覚における認知と理解に関する先端的な原著論文を募集することに致しました。

特集号で扱う論文の範囲
 高次視覚に関する様々な研究対象を扱った原著論文の投稿を歓迎します。基本的には、オリジナルな実験研究を特集の対象と考えていますが、先行研究を吟味した理論的研究やモデル研究も募集対象に含めます。
 研究領域としては、以下のようなテーマに関する原著論文の投稿をお待ちしています。

  • 日常物体認知
  • 文字・単語認知
  • 顔・表情認知
  • 視点依存/不変
  • オブジェクト認知における文脈効果
  • オブジェクト認知におけるモダリティ間相互作用
  • 自然画像・情景理解

募集要項
 原著論文の書式その他については「基礎心理学研究」の執筆・投稿規定に従います。
 編集委員会では、これまでの紙媒体による論文投稿の他に、投稿の電子化を懸案中です。 現在のところ、電子化を含む執筆・投稿規定改定期日は未定ですが、投稿時には、 日本基礎心理学会WEBページにて、最新の執筆・投稿規定および特記事項等をご確認下さい。 尚、執筆・投稿規定改定により電子投稿が可能になりますが、本特集号の原著論文を電子投稿なさる場合は、 編集事務局(*kisoshin-edit@bunken.co.jp)と ccにて企画者(*yokosawa@L.u-tokyo.ac.jp)までお送り下さい。

※電子投稿が暫定的に可能になりました。詳細はこちらのページをご覧下さい。(12月1日追記)

スケジュール
 2006年12月8日(金) 投稿締切
 2007年 4月30日(月) 特集号採否確定
 2007年 9月30日(日) 特集号発行予定

お問い合わせは事務局編集担当まで
 事務局編集担当:*kisoshin-edit@bunken.co.jp
 基礎心URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/psychono/index.html

PDFファイル版[83KB]はこちらです。


(注*)メールアドレスは@を半角に置き換えて下さい。

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